【インド3日目】ニューデリー編
ニューデリー駅かと思い込み降りた駅はニューデリー駅じゃなかった!!何駅か前で降りたらしい。
うそやろどうしよう!!駅の前には客引きうようよ。歩くのは絶対に危険。でもリキシャはますます相場が分からないから無理だしタクシーは怖い。消去法で再び列車を使うことに。
カウンターでニューデリー駅までの切符を買う。でも電光掲示板はオールヒンディー語。どれに乗ればいいの(;_;) 全然分からない。ピンチ!!!
その時 どこに行きたいんだ と神の声が聞こえた。振り向くと小汚いおじちゃん。ニューデリーに行きたい!と答えると掲示板をしばらく見て、1番ホームだ!!ありがとうおじちゃん!!
1番ホームに向かう。ふと気付いた。ここはインド。さっきの親切なおじちゃんもインド人。あの言葉を信じてもいいのか?念のため信用出来そうな人に確認した方がいいんじゃないのか?
駅には駅職員の部屋がたくさんあって、どの部屋の誰に聞けばいいのか分からない。適当に押しかけてニューデリーへの列車はどのホームから出るか聞く。2番ホームと即答。意見が割れた!!!
次に最初に行くべきだったチケットカウンターに行って聞いてみるとバスで行けと勧められ、親切に何番か何番のバスに乗れば150ルピーでニューデリーへ行けると教えてくれました(;_;)
バスステーションというかバスが止まってる広場へ行くけどバスはいつ来るの??周りはもう暗いしいつ来るか分からないバスを待つのも辛いな…
と思ってるとリキシャマンに声をかけられる。メインバザールまで250ルピーらしい。NO THANK YOU!とそっぽ向くと200ルピーならどうだ!と。150ルピーのバスよりもっと近くまで送ってくれて200ルピーならまぁいいかとリキシャに決定。
ニューイヤーということで夜の街は人がたくさん!!道も混んでます。みんな楽しそうヽ(´∀`)ノ
メインバザールが見えてきた。なにこの心踊る空間は!!早く降りたい!もうここでいいよ!早くおろして!!と早まる心。笑
まずはホテルにチェックイン。ハリピオーコホテルに泊まりました♡
荷物を置いてお金とiPhoneだけポケットに入れて手ぶらで出陣!!(わたしが得意な荷物を最小限にして地元民風吹かせる作戦)
そんな作戦も虚しくさっそく客引き。笑
「どこから来たの?日本?」
「ノー!」
「中国?」
「ノー!」
「インド??」
「ノー!」
なんとか振り切って散策を続けているとしばらくしたら「See you again♪」ってさっきの客引きの再来。しかもイケメン。また会ったね!なんてロマンチック。笑
僕の店においでよ〜!結局どこ出身なの?ってあまりに可愛いから思わず答える愚かなわたし。笑
もちろん信じないけどおじいちゃんか誰かが広島にいるんだー!なんて言って弾丸トーク。とにかくかっこいい。インドには何日いるの?って聞かれて4日しかいないと知ると、
「は!?4日??短すぎる!なんで!インドはでかい!みんな1ヶ月や2ヶ月滞在するのになぜそんなに短いんだ!!次はいつ来るの??」
って。わたしが聞きたいよーもっとインドにいたいよー。イケメンとデート気分で楽しくなるわたし。笑
途中からイケメンがなに喋ってるか分からなくなってぼけーっと聴いてたら「チャント分カッテル?」って片言の日本語。たまらん可愛さ。笑
そんなことしてたら中年男性グループがやって来てイケメンを連行しながらわたしに「この男と知り合いか!?」と聞いて来る。え、なに!!とりあえずわたしは叫ぶ。「ノー!」笑
こいつやばい奴かも。とフェードアウトして適当にお店を見てるとしばらくしたらイケメン生還。さっきのは友達で久しぶりに会ったから誰だったか忘れちゃってたんだ!さっきのは友達同士のジョークだよ!と言うけど本当かよ。。
といいつつイケメンと再び歩き出しちゃうわたし。僕の店においでよ!見るのはタダだし!と言うのでメインバザールにはこんなにたくさん人いるし大丈夫だろうと着いて行くことに。
イケメンのお店はメインバザールの大通りから一本入った薄暗いところ。これやばくない!?と急に不安になるわたし。
お店に入ると誰もいない。カウンターの中に座るイケメン。わたしは念のためドアに足を挟んで出口を確保。ここで高額商品売りつけられるか監禁されて金目のもの巻き上げられるんだ…と一瞬で最悪のパターンが頭をぐるぐる。
イケメンは呑気に写真を見せてあげるよ!とアルバムを取り出して「ここは僕の家でヒマラヤ山脈の近くなんだ!」と生まれ故郷を紹介してくれる。かわいい。笑
でも次の瞬間わたしは見た。地球の歩き方インドが2冊置いてあるのを。このイケメン、実はすごく日本語が堪能で歩き方を熟読して日本人がどんなインド人を警戒してどんな対策を取ってるのかリサーチ済みなんじゃないか?今こうやって写真を見せて和ませてるけど本性を現してくるんじゃないか?(すごい妄想)
悪い考えが頭をよぎり出してここから逃げようと決意。
ま、また明日くるわ!もう眠いし!とビビりながら伝えると、あした日本に帰るって言ったじゃん!と。笑
明日の朝来るよ!もう眠いの!もう眠いから!と馬鹿みたいな言い訳を必死にする情けない日本人。するとイケメンは、そういえば僕のカード渡してないよね?と名刺を取り出して何か書いてる。貰いに行こうかと思ったけどこれも罠かもしれない!早く逃げなければ!
まぁまた来るね!バイバイ!と店を出る。笑顔で約束だよ!僕君のことちゃんと覚えてるからね!明日の朝メインバザールの道で探してるからね!みたいな事言われて明日の朝見つかったらどうしようとか思いながらとりあえず脱出成功。
メインの大通りに戻るとさっきのイケメンを連行した1人の男がわたしを待ち伏せしてて、「さっきの男とは知り合いなのか?」と何度も聞かれる。なんなの怖い!!結局よく分からないままホテルに避難して一件落着。
イケメンは何者だったんだろう。本当にいい人だったのかもしれない。でも2度も現れて店に連れて行こうとしてたってことはやっぱり金目当てだよねー。なんか考えてたに違いないよねー。真相は分からないけど、近づいて来るインド人たちを全員疑っていくのはいい気持ちしないよね。
自分の意思でインドに行っておいてインド人を信じないなんて変な話(´・_・`) でも警戒しないとなにが起こるか分からないから悲しい。
そんなモヤモヤを抱えながら、この旅初のホテル泊。ホットシャワーにふかふかのベット。幸せ。ぐっすり眠れました。
ついにインド旅も最終日。続きます。